椿日記

日々のあれこれ

4月も終わり

 

ああ、今年になってから

もう4ヶ月が過ぎようとしているのか

とびっくりした

 

1月は共通テスト、2月は試験と発表

3月に卒業 4月入学

あっという間に過ぎた

 

去年まではやる気に満ちていたはずだったのに

今年に入ってから

寒さと疲れで

身体がついていけなかった

 

本もテレビも音楽もなく

ただベッドにいる毎日

衰える身体

 

新しい刺激がないから

昔のことばかり思い出す

薬のせいなのか

思考力もかなり低下して

ふわふわしている

 

一年前は会社復帰目標に

最後のチカラを振り絞ったな…

今思えば復帰できたとしてもすぐ

ダメになっていたと思う

そんな体力が私にはない

 

過去の楽しかった毎日を思い出す

作った料理やお弁当、外食、娘と映画や

博物館や旅行

もっと行きたかったな

 

パン作りにハマって

道具も沢山揃えたな

あんなに忙しいながらにも

充実した毎日だったのにな…

やっとちょっと余裕が出てきた時で

仕事もうまく行き始めて

これからという時だったのに

 

この5年間を病気にならない

前提でやり直したい

どんな5年間だったのだろうかと

想像する

同期

 

部の同期から

たまにLINEが来る

 

もう5年も経つのに連絡くれるなんて

本当にありがたい

 

職場に未練はタラタラだ

ずっと一緒に働いていたかった

勉強し、愚痴をいい、慰め合った仲間だ

 

今日は本部で会議だと

連絡があり

 

一緒に司会したことを思いだした

大変だったけど

楽しかった日々

 

何だかとても悲しくなってしまった

また戻りたいな あの時に

戻りたい

 

睡眠薬を変えてから

夢を見る機会が増えた

 

いい夢が多くて

ずっと寝ていたいと思うくらい

 

今朝見た夢は

安楽死できるという夢

 

私を含む希望者が何人かいて

皆、人生を悲観していて

安楽死の許可がおりるという夢

 

やっとこれで楽になれると

喜んでいた私

片付けをしたり、他の人との交流を

する中でるんるんだったのに

 

ふと死んでしまったら

娘と今後話せなくなったり

ご飯が食べられなくなったり

するんだという現実を目の当たりにして

慌てて取りやめた

 

なんだ、私死にたくないんだな

と思った

 

仲間にまだ生きようよと声を必死にかけたけど

手遅れだった人も

それはそれで楽になれて

良かったねと涙を浮かべた

 

何だか不思議な気持ちだった

それぞれの事情

 

当たり前だけど

隣の芝生は真っ青で

 

羨ましくて異次元にいるような人も

沢山いて

 

でもよく聞いてみるとみなさん

いろんな事情で悩んでいる

 

病気や介護や子供のことや仕事のこと 

何もない人生なんてないから

当然のことなんだけど

やはり人事だ

 

 

対処に正解なんてないから

やってみて失敗してみて考えればいい

新しいチャレンジで見えてくることが

沢山あるから

幸せだったころ

 

どんなに綺麗なマンションに住んだって

 

1番幸せだったのは

あの狭いオンボロアパートで

同棲していた一年だったと思う

 

2人だけの世界

毎日が楽しかったな

 

若いということは

それだけで可能性が沢山あって

未来はまだまだ先で

今が幸せならそれで本当に良かった

 

どうしてあの頃はあんなに幸せだったのか

今では分からないけど

 

そういうものなんだろう

若いって

 

 

久しぶりにあった彼は

相変わらずだった

 

お互い歳はとったけど

中身は全然変わってない

 

残っている記憶は違うのだろうけど

 

空の巣症候群

 

娘が大学生になって

1週間

 

高校生の時のように毎日同じ時間に

出て帰ってくるわけではなく

 

慣れない場所と人と電車で

疲れて帰ってくる

ご飯もいるのかいらないのかも

良くわからない

 

子育てが終わって

役目がなくなって悲しいということを

昔から聞いていたから

仕事をしていたほうが

気も紛れるし、子どもにべったりにならなくて

いいと思っていた

働けなくなるなんて

想定外だ

 

猫を飼ったり、家を買ったり

いろんなモノを買ったり

紛らわせても

孤独は埋められない

 

元気な頃の友だちに会うと

自分の身体不自由さをまた認めたようで

悲しくなる

1人でいる時は不自由なことは

そこまで気にならないけど

以前の身体を思い出して

辛くなる

5年

 

もう身体不自由になって5年か…

 

昨日初めて電動車椅子で1人で外出できた

もう人目なんて気にならなくなった

 

ずっと引きこもりの毎日が

こうやって

ゆっくりゆっくりと

変わっていく

 

自分の状態を受け入れるのに

3年から5年はかかると

だいたいの人が言っているが

 

3年経って治らないことを実感して

5年経つと出来ることを今のうちにやろうって

気になるのかもしれない

 

病人も上を見ればキリがなくて

私よりもはるかひどい状態なのに

活動的な人もいる

 

でもでもずっとずっと

元気な頃の自分が羨ましくて

戻りたくて

たまらない