椿日記

日々のあれこれ

時代は変わる

 

人事異動

もう退職した会社だけど

やはり気になって見てしまう

 

支店長、女性増えたな

一昔前は女性支店長は

男化した独身女性だったが

今は子どもがまだ小さい人もいる

 

この5年でびっくりするくらい

変わった

 

私もあのまま頑張っていたら

支店長までとは言わないけど

結構いいポジションに行けたのではないかと

そのメンバーを見て思う

あんなに仕事人間だったのだから

出世してみたかったな

 

薬を変えてから

いい夢ばかり見るようになった

 

人に囲まれ

励まされたり

頼りにされたり

仲良くしてもらったり

勇気や自信をもらったり

 

起きた時とても幸せな気分になる

 

夢の中の自分は

身体不自由のままだったり

身体は病気前だったり

いろいろだけど

月日が流れること

 

毎日家にいて

特別予定もないと

昔のことばかり思い出す

 

高校、大学、バイト、就職

恋愛、結婚、子育て

ワーキングマザー

 

子どもができるまでは

本当に何も頑張らずに適当に生きてきた

やりたいこともなく

夢もなく、誰かが救い上げてくれるのを

待っていた

適当に生きていた

 

あの頃の自分に会いに行きたいな

どんな娘だったのか

影からみてみたい

助けてくれる人

 

叔父が娘の大学資金の心配をしてくれて

援助してくれるみたいだ

 

いつも口は出さずお金をくれる

優しい叔父 

 

それを聞いた時本当にありがたいと

感じた

病気になってもお金には困らないな

ありがたいことだ

 

5年前

 

「春になるたび、あと何回桜が見られるのかなと思うんだ」

と私が言ったら

 

「人生100年時代だからずっと見られるよ」と

 

彼が優しい顔で言った

 

その後、病気になった

 

病室からの桜

一時帰宅や転院で故郷に帰る

何ヶ月ぶりかの外出の時

満開だったのをみたけど

全く嬉しくなかった

 

娘の高校が決まり

一年後また住んでいた場所に戻れて

本当に嬉しかった

 

家に籠りきりで何年も桜は見ていないけど

今年は見られそうだ

 

 

休日

 

働いていた頃は

休日には溜まった家事をし

美容院に行き

買い物に行き

 

三連休があれば

1日くらいはどこかに出かける

 

インドアだから、少しでも長く家で

ダラダラしたかった

 

毎日家にいたいな

時間に追われたくないなと

思っていた

 

今は毎日休日だ

 

ずっと家にいる生活

そんなに苦ではないけど

やはり孤独

 

私にはそんなに友達もいないし

人に頼るのもうまくない

憧れの人

 

憧れの人がいた

もう12年前から

彼女のようになりたいと

真似をした生き方をした

 

今は彼女の生き方に共感できなくなってきた

 

ちょっと騙された気分

 

でもそれは自分のステージも

彼女のステージも変わっただけだ

 

私はいつから

ハシゴを掛け違えたのだろう

 

時代は変わるし

考え方も変わる

自分も変わる