椿日記

日々のあれこれ

子どもの貧困問題

最近、子どもの貧困やシングルマザーの生活が苦しいとかそういう記事を見かけることが多くなった。

 

私も離婚を考えたとき、自分じゃ生活できない、子どもの教育も受けさせられないし、家賃だって払えない、子どもがいたら働けるところもない、自分が病気になったらどうしよう?といろいろ悩んだ。

離婚した母親を見ると実家に頼れる人ばかりだった。家があれば、子供を見てくれる人がいれば、親にお金があればパートでもなんとかなるだろう。

その時思った、離婚できる人は女の勝ち組なんだ・・と。

実家が都心近くにあり、親に経済的にも肉体的にも余裕があり、仕事があり、健康で自分で稼げれば離婚なんて何も怖くない。

私には何もなかった。実家も遠い、仕事はパート、学歴もない、これじゃ離婚できないと必死に考えた。

社員になれば住宅手当も出る、給料だって人並みの男性くらいはもらえる、子どもと二人なら何とかなると4年間勉強して資格を取って社員試験にも合格した。

こんなに頑張るなら夫婦仲を修復したほうが早いんじゃないかと、そう思ったりもしたけど不安定な旦那の会社ではどっちみち今後の不安は拭いきれなかった。

働きたくなくて、自分が一生懸命になりたくなくて結婚したのに、結果的に人の倍以上頑張らないといけなくなってしまったのがおかしかったけどそのおかげで私は今まで逃げてきた勉強に真剣に向き合った。

 

学生時代の友達から、そんな大出世したの?と驚かれる。

少なからず、良く思っていない人もいる。妹もそうだ。

誰かの頑張り=自分が頑張っていないことの証明になってしまう心境は仕方がない。

ただ誰にも頼れない中親子二人が一生懸命生きていく方法を考え実行してきただけだ。

旦那は良い人で毎月養育費を送ってくれる、それだけでも幸せなことだと思う。

離婚した中でも私は幸せなほうだろう。幸せになりたくて離婚したのだから当たり前かもしれないが、不安は沢山あった。

 

二年たった今、とても穏やかで幸せだ。それは家事、育児、仕事は大変でダウンすることもあるけど、とても幸せだ。

不安なんて誰にでもあるし、だれかと比べたらこんなささいな幸せは吹き飛んでしまうくらいだけど、私は今充分幸せを感じている。

 

どうか、諦めないでほしい。