椿日記

日々のあれこれ

頑張らないこと

この三か月の忙しさのせいで

精神的にかなり不安定になった。

疲れすぎて何もかも投げ出したくて

いろんなことが適当になり面倒になった

 

掃除も洗濯も料理も嫌

仕事をするのも嫌

ピアノだって練習する気にもなれない

何もかも考えず寝ていたい

そんな毎日でも

面倒見の良い私はいつも他人事で忙しくなってしまった

 

これはもう限界だと感じたころから

眠れなくなった

26歳の時、同じようなことがあり

鬱になった

もう14年も前だ

それも6月

完治するまで2年かかった

それからは極力自分勝手に生きた

 

もう頑張りたくない

お金もいらないから人間らしく生きたい

ただ健康なら、自分が自分でいられるならそれでいいと

 

それからは頑張ることが怖くなって

いろんなことから逃げた

そのおかげで絶対無理だろうと思った結婚も出来た

ボロボロだった私を救ってくれたのが旦那だった

 

同棲して結婚した

貧乏でも二人なら幸せだと本当にそう思った

幸せだった

すぐに妊娠した

それから生活はとんでもなく変わってしまった

 

子供が出来てからは夫婦の時間は全くといいほどなくなってしまった

家族で一緒にいたいというささやかな私の望みは

いろんなところでつぶされた

一緒にいたいから結婚したのに結婚したら一緒の時間が無くなってしまったことを

本当に不思議に思った

 

最初は一生懸命時間を作ろうとした

私が合わせればいいと、頑張ってそれでも叶わなかった

 

だんだんそういったことに疲れて

何もかもに私に依存して甘えてくる旦那に嫌気がさした

 

もうこの人に期待するのはやめよう

人が良すぎるのだ

彼は我慢強く優しい人だったけれど

我慢ばかりしていて、それを平気で家族に押し付ける

それを美徳と思っているところにうんざりした

だから家族にもたかられるのだ

会社にはいいように使われ、家族にたかられ、私たちには我慢をさせる

 

なんだか頼りなく思った

仕方ない…この人に頼り切っていても私たちの生活は改善しないのだと

私が働き始めた

不規則な旦那の休みに合わせようと必死だったけれど

保育園、仕事、旦那に合わせるのは無理だということが良く分かったし

仕事は楽しかった

 

もともと仕事人間なのだ、呆れるくらい

仕事をすると、楽しくなって、もっともっとと思ってしまう

ただ単に要領が良いだけなのは承知だが

誰よりも出来てしまう

そうすると応援してくれる人も出てくる

いろんな話も出てくる

そして天狗になる

 

そして本当に大切なものを軽視するようになる

 

どうして私ばかりこんなに必死に頑張らなくちゃいけないんだと

 

旦那も社会も批判し始める

 

いつもその繰り返しなのだ

 

今の自分の置かれている状況はほかでもない自分自身が作ったことだ

ほかの人を羨ましく思う

どうして私はそういう平凡な幸せをことごとく踏みにじって壊してしまったのだろう。

いくら考えても答えは出ない

そういう性分なのだと諦めることにした

 

基本的に一人が好きなのだ

それから誰か一人としか付き合えない

 

今は娘だけで精いっぱいなんだ

 

ただ守るものがあるから、もう壊すのではなく

頑張れる時が来るまで頑張らないことにする